図書館司書の仕事
図書館司書の業務で主なものに司書資料の選択が
あります。
図書館で書籍などを購入したり、寄贈を受ける資料の
選択や在庫にあわせて別図書館への移管などの業務です。
規模にもよりますが関連する全ての資料を保存することが
出来ないため、所属する図書館の属性や環境にあわせて
図書館司書が必要な図書の選択を行います。
都心部以外に郊外のベッドタウンなどでは、育児や趣味の資料を
多く扱うことが多くなります。
反対に工業地帯や研究施設の多い場所などでは、地域の施設に
関連する書籍の取り扱いが多くなります。
文化遺産の多い場所や史跡の多い場所では、図書館司書が
それらの資料を多く保管することになり、場合によっては
博物館のようなコーナーを設置することもあります。
寄贈書の扱い
図書館司書の業務の中で寄贈書の取りあつかいは
苦心するところです。
蔵書については、永久保存か一時保存かの取捨選択が必要になり、特に
寄贈される蔵書については、図書館司書が
一部保存を検討していても元の寄贈者がそれを望まない
場合なども発生し、資料の管理という面からも
図書館司書の交渉能力が問われることもあります。
司書の仕事では人と書籍をつなぐ部分が重要に
なります。
資料について永久保存がもとめられる場合としては、
その地域の郷土資料や自治体の発行する資料など
他の図書館で保管があまり望めないものについて
図書館司書に選択され優先的に保管されることが
多く存在します。
反対に、蔵書が多いベストセラー書籍などや雑誌等の
他の図書館でも利用保管されるものについては、司書同士で
連携し、他の図書館と分割して司書が保管していく場合があります。
最終的に雑誌などを廃棄する場合も地域性の強いものを図書館司書が
抜粋して、保管する場合もあります。
司書の業務
図書館司書の業務として、資料の貸し出し業務があります。
蔵書は閉架書庫と開架書庫と呼ばれる書棚に分類して
管理しています。図書館司書がどちらの書棚で管理するかを
決め、利用者から要望をうけて蔵書の案内を行います。
この際に司書は利用者の要望を受けて図書館内の資料を
探す方法を伝えたり、書籍の選定を行ったりします。
このあたりの業務では、図書館司書の知識と経験が
問われる部分であり、また非常に楽しい部分でもあります。
紹介する際も、単純に図書館内ある書類にとどまらず、
他の図書館との受け渡しを行ったり、書籍購入を行ったり
するのも図書館司書の仕事です。
図書館司書の仕事関連ページ
- 図書館司書の広報活動
- 図書館司書の資格と求人情報
- 図書館司書の由来
- 図書館司書の資格と求人情報
- 司書の雇用について
- 図書館司書の資格と求人情報
- 学校司書・司書教諭について
- 図書館司書の資格と求人情報
- 図書館司書の資格の要件
- 図書館司書の資格と求人情報